コロナ自宅療養者、最多の61万人超に 第6波の58万人上回る

オミクロン株

編集委員・辻外記子
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 新型コロナウイルスの感染が拡大し、自宅で療養する人が61万人超と、過去最多となった。厚生労働省が22日夜、公表した。20日時点の状況をまとめた。「第6波」の今年2月の自宅療養者の約58万人を上回った。入院や宿泊療養などを含む全体の療養者数は約78万人。

 感染力が強いオミクロン株の流行もあり、新規感染者は急増している。厚労省新型コロナ対策を助言する専門家組織は21日、「全国的に今後、過去最高を更新していくことも予測される」と分析。基本的な感染対策の徹底を呼びかけた。

 社会福祉施設での療養者を含めた自宅療養者数は、4週間前の9万8861人から約6倍の61万5616人に、療養者数も12万5835人から約6倍の78万576人になった。

 現時点では軽症者が多く、全国の療養者の約8割を自宅療養者が占める。入院者は約1万8千人、療養先を調整中の人が約12万人。都道府県別で自宅療養者数をみると、東京都が約9万2千人と最多で、大阪府が約6万3千人、神奈川県約5万人、愛知県約4万1千人と続く。ただ、重症者は少し遅れて増えてくる。このまま感染者が増え続ければ、入院が必要なのにできなかったり、自宅療養中に悪化しても対応が遅れたりする事例が出てくる恐れがある。(編集委員・辻外記子

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