治らない性感染症患ったカップル すれ違い、ぶつかった日々

有料記事オトナの保健室

机美鈴
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 完治しない性感染症を患った夫婦。夫はかつて多くの女性と関係を持っていました。市議会議員の妻は感染を隠さず、性教育や感染症対策の大切さを訴えています。すれ違い、ぶつかり合ったこともあったふたり。それぞれどんな心境だったのでしょうか。

「まさか自分がかかるとは思っていませんでした」。大阪市議の宮脇希(のぞみ)さん(35)は2年前、市議会の常任委員会の席で、自らの性感染症の経験について語った。

 4年前、いまの夫とつきあい始めた直後、1週間ほど高熱に苦しみ、性器にもぽつぽつと発疹が出ました。産婦人科に行っても初回はわからず、2度目の受診で検査して「性器ヘルペス」と診断されました。

 当時、彼はバーを経営していて、いろんな女性と仲良くしていた。渋る彼を受診させると、陽性の診断。私は彼と関係のあった女性たちに連絡して、受診を勧めました。

宮脇市議は週刊誌取材を受け、「性病を告白」と書かれることに。夫はどんな思いでいたのでしょう。記事後半では、コンドームを使わなかった理由、妻との認識のギャップ、現在の心境を語ってくれました。

 性器ヘルペスは完治せず、仕…

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