東京都は29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9880人確認したと発表した。感染者が1万人を切るのは7月11日以来で約1カ月半ぶり。前週の月曜日（22日）より5205人少なく、8日連続で前週と同じ曜日を下回った。都外の検体の持ち込みや他県のセンター登録分2546人を除くと、7334人だった。50～90代の男女30人の死亡も発表された。

　29日までの1週間の感染状況をみると、1日あたりの感染者数は1万8800・9人で、前週（2万4742・6人）の76・0%だった。

　また、29日の新規感染者を年代別にみると、最多は40代の1784人。以下、30代が1773人、20代が1701人と続いた。10歳未満は1162人、65歳以上は840人だった。

　病床使用率は52・5%。また、都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30～40%としている重症者用病床使用率は30・5%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺（ECMO）を使用」とする都基準の重症者数は、前日より1人多い41人だった。