子育てママ必見!春から夏にかけて流行する感染症と予防策
春から夏にかけて流行する感染症について、症状の特徴と家庭でできる予防対策を紹介(溶連菌感染症・プール熱・手足口病・ロタウイルス感染症)。風邪の症状に似ているので、気づかずに悪化させてしまうこともあるので注意!
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
春から夏にかけては、さまざまな感染症がはやります。
早めの予防策ができると、親子ともに楽ではないでしょうか。
今回は、春から夏にかけて流行する感染症の症状と予防策をご紹介します。
国立感染症研究所では、感染症の患者が全国でどのくらい発生したのかを調査集計しています。
その結果をまとめたIDWR(感染症発生動向調査 週報)2018年第17週のデータを元に、特に注意してほしい次の4つの感染症についてお話ししたいと思います。
【4つの感染症】
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 手足口病
- ロタウイルス感染症
どの感染症も、子どもがかかりやすいものです。
発熱や喉の痛み、腹痛などが症状として出てくるため、最初は「風邪かな?」と軽く考えがちです。
ですが、気をつけないと子どもが長く苦しむことになりますし、他の人にうつす恐れもあるため、できるだけ早く受診をさせることが大切になります。
4つの感染症の特徴的な症状は、次のとおりです。
- 発熱
- 喉の痛み
- 頭痛や腹痛
- イチゴ状になった舌 など
飛沫(ひまつ)感染でうつっていきます。
大人でもかかりますので、要注意です。
- 発熱
- 喉の痛み
- 結膜炎 など
飛沫・接触感染でうつります。
プールの水から感染することもあります。
- 口の中や手足などに水疱性の発疹(痛くて食べられないことも)
- 発熱(熱が出ないことも)など
飛沫・接触・糞口感染(便として排泄されたウイルスが口に入って感染すること)があります。
集団感染しますので、保育園や幼稚園に通っている乳幼児は、特に注意が必要です。
- 激しい嘔吐や下痢
- 発熱
- 腹部の不快感 など
経口・接触感染でうつります。
汚染された食品や飲み物などを口にしたり、それらを触った手であちこち触ったりすると、家族にうつしてしまいますので、消毒や除菌が必要です。
日本では、2種類のロタウイルスのワクチン接種を任意で受けることができます。
かかりつけ医に相談してみるのもいいでしょう。
上記に挙げた感染症に関しては、予防接種がありません。
そのため、菌やウイルスが体内に入ったら感染してしまいます。
家庭でできる予防策と聞いて、すぐに思いつくのは「手洗い・うがい」ですね。
その他にもできることがありますので、家庭で実践してみてください。
空気中の水分が多くなると、菌やウイルスが漂えず、下に落ちます。
室内の湿度を上げて、菌やウイルスを空気中に漂わせないようにすることも予防に繋がります。
我が子が幼稚園や保育園に通っている場合は、帰りのお迎え時に、除菌ジェルを手にすり込ませるのも効果的です。
手足口病といった感染症の多くは、接触感染が主な感染経路。
家庭に菌を持ち帰えらせないために、菌やウイルスをこの時点で減らしましょう。
暖かくなってきたと思うと、つい気も緩みがちになります。
でも、油断は禁物。
子どもがある程度大きくなるまでは、いつどこで病気をもらってくるかわかりません。
できる範囲で、感染予防をしてみることが大切です。
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