SNS依存症予備軍?「”いいね”がもらえない」「スルーされた…」SNSで他人の反応を気にしまくる人の心理!

SNSで他人の反応を気にしすぎる人の心理を、タイプ別に解説!FacebookやInstagramなどに投稿した後、”いいね”を頻繁にチェックしたり、LINEの既読スルー・未読スルーに耐えられない気持ちになったりしていませんか?

執筆者: 石割美奈子 職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師
タイプ別!SNSのレスポンスを気にしまくる人の心理

こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。

 

「自分はSNS依存症なのではないか」と悩む人が増えています。

 

前回は、SNS依存症の予備軍として、頻繁に更新する人を取りあげました。

今回は、SNS依存症予備軍かもしれない行動のひとつである「レスポンスを気にしまくること」に焦点を当てたいと思います。
 

 

 

一口に「レスポンスを気にする」と言っても、そのココロは十人十色。
大きく分けると、3つのタイプが見えてきます。


それでは早速、SNSのレスポンスを気にしまくる人について、3タイプの心理を紐解いていきましょう。   

 

その1.「他者からの反応で自分が決まる」他者依存タイプ

SNSにおいて他者からのレスポンスを気にする人の中には、「既読スルー」はもちろんのこと「未読スルー」にも耐えられないといった人もいます。


他者の行動や他者の自分への働きかけによって、自分の気持ちが決まる傾向を持っているともいえるでしょう。
他者依存の傾向が強いタイプです。

 

 

このような、レスポンスの内容やレスポンスが遅かったりなかったりすることによって不安がひどく高まってしまう人は、SNSを続けることによって心身のバランスを崩すリスクがあるかもしれません。

 

その2.「実は相手を思いやっていない」自己愛タイプ

他者が自分にしてくれることによって、自分の心が安心したり、不安定になったりする…。
それはある意味、非常に自己愛的だといえるケースもあると思います。

 

スルーされたり、「いいね!」がつかなかったりしたときに、相手の心配をしつつも、「まだ仕事なのかな」「なんで反応してくれないんだろう」というような考えが頭に浮かぶ場合は気をつけましょう。

 


「相手の立場を思いやる」ふりをして、実は「自分が安心するために反応してほしい」というような、自己愛の強い感じ方・考え方になっている可能性があります。

 

その3.「強迫観念や反復行動に陥りやすい」 心配性タイプ

他の人のコメントや画像に「レスポンスをしなきゃ!」「今日だけ反応しなかったら変に思われるかも」などと気にして、実際レスポンスしまくる人も大勢いらっしゃると思います。

「○○しなきゃ」「○○すべき」といった強迫観念にとらわれたり、「毎日してるから、今日もしよう」という反復行動に陥ったりしやすい人もいます。


このタイプの人は、一言でいえば心配性。
心配性ゆえに、レスポンスを気にしてしまうのです。

 

 

もっと気楽に生きても大丈夫!

このタイプの人は「自分はこのタイプに当てはまる」と思うと、即「SNS依存症になっちゃう!」と考えてしまいがちです。

他の診断や心理テストでも、「当てはまる」と思うことが多いのではないでしょうか。

それは、心配性なだけ。

心配が過度になると、何にでも反応しやすくなります。

また、自分の意見や行動を相手(特に自分より上だと思っている人)に合わせてしまいやすくなります。

心配性の度合いがもっと高まると、抑うつ的になったり、前述のような「相手の心配をするふりをして、実は自己愛の強いタイプ」になってしまったりすることもあります。
もっと気楽にいきましょう。

 

 

本来楽しいはずのSNSが、不幸の種にならないように…

SNSは、使い方によっては気軽に楽しめるツールです。

ですが、使う人の個性によっては目的や方法にズレが生じて、SNSのつながりそのものが急にツラいものになってしまいかねません。


SNSへのレスポンスを気にしまくって、本当にしたいことやすべきことを見失わないようにしましょうね。

 
 コラムニスト情報
石割美奈子
性別:女性  |   職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師

えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。

スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。

2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。


【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。

また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。

得意な相談内容は以下のとおりです。

・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
・発達の特性を持つ方と親御さんの支援
・夫婦関係の改善支援
・親子関係の改善支援
・精神分析的リワーク(復職支援)
・職場の人間関係の改善支援

日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。

日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。


【メンタルコーチとして】
スポーツ選手の方、
難関校合格を目指す大学受験生さん、
コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。

勝利のために、夢を叶えるために、より良い対人関係のために。

精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります




コラムlatteでは心理学関連の記事を担当させていただきます。
ご覧くださった皆様にひとつでも参考にしていただける部分があるような、皆様の役に立つ記事を書き続けてまいります!


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