ストレスとどうつき合う? 相談から支援まで紹介の総合サイト開設

足立菜摘
[PR]

 国立精神・神経医療研究センター(東京)が、こころの病気やその治療、サポート状況などを専門家らがわかりやすく解説する総合サイト「こころの情報サイト」を開設する。不眠、気持ちの落ち込みといった症状を訴える人の悩みに広く答え、生活の支援につなげるのが狙い。4月3日正午にオープンする。

 サイトで紹介するのは、こころの不調のサイン、ストレスへのセルフケアの方法といった病気の予防についての情報▽うつ病、発達障害など具体的な病気・症状の解説▽治療を受ける人への助成や相談先などのサポート情報――など。

 コロナ禍のストレスで不調を感じる人も少なくないといい、不安とのつきあい方を紹介している。感染状況は下火になってきたものの、学校などに通学できずに社会人になった人など、人格形成期をコロナ禍ですごした人は今後もストレスへの注視が必要だという。

 同センター精神保健研究所の金吉晴所長は「自分は(症状に)当てはまらないと思っても、基本知識として多くの人に知ってもらいたい」と話す。当事者からの意見を反映し、今後より分かりやすい情報へと改訂を重ねる。

 サイトは(https://kokoro.ncnp.go.jp/別ウインドウで開きます)。(足立菜摘)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません