マイナンバーカード、健康保険証でも別人情報 入力ミスが原因か

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村井隼人
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 マイナンバーカードを健康保険証としても使う「マイナ保険証」について、加藤勝信厚生労働相は12日の閣議後会見で、マイナ保険証を使った際に別人の情報がひもづけられていた事例があったと明らかにした。加入する医療保険側が誤って本人とは異なる人のマイナンバーを登録した人為的なミスとみられ、同省が対策を進めている。

 加藤氏は会見で、マイナ保険証を医療機関で使った際、別人の情報が登録されていた事案が出ていると問われ、「入力時におけるミスがあって、マイナンバーカードにそれ以外の人の情報がくっついていたケースだと認識している」と説明。「今後はそうしたことが起こらないように(医療保険側に)入力時に十分に配慮して徹底してもらう」と述べた。

 厚労省によると、医療保険側で加入者ごとに本人のマイナンバーをひもづける作業をする際、本人からマイナンバーの申告がない場合は、担当者が住民基本台帳の情報照会を使い、本人のマイナンバーを調べて登録している。この時に同姓同名や生年月日が一致している別人の情報を誤って登録するケースがあり、今回も同様のミスの可能性があるという。

 厚労省によると、本人とは違…

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