早く小さく生まれた命を母乳で支援 愛知に国内3カ所目の母乳バンク

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高絢実
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 早く小さく生まれた赤ちゃんの母親から母乳が出ない場合などに、別の母親の母乳(ドナーミルク)を提供する「母乳バンク」が5日、藤田医科大病院(愛知県豊明市)に開設された。国内で3カ所目で、災害時のドナーミルクの安定的な供給に期待がかかる。

 国内の母乳バンクは、2014年に昭和大江東豊洲病院(東京都江東区)に初めて開設され、その後に「日本母乳バンク協会」(東京)に拠点が移された。

 現在は同協会と「日本財団母乳バンク」(同)の2カ所で、ドナーが提供した母乳を低温殺菌するなどし、全国79カ所の連携病院に配送。NICU(新生児集中治療室)で治療を受けている体重1500グラム未満の赤ちゃんに提供される。ドナーミルクの免疫成分によって、小さな赤ちゃんが壊死(えし)性腸炎にかかるリスクを減らせるという。

 藤田医科大病院に開設された…

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