君島十和子さんに忍び寄る老いの不安 「ヒール靴は履けない」けど…
聞き手・中井なつみ
人生100年時代と言われるなか、「老い」への不安とどう付き合うか――。美容家として活動する君島十和子さん(57)も、「30代、40代と年をとっていくことが怖くて仕方がなかった」と話します。その気持ちとどう向き合ってきたのか、聞きました。
――君島さんは「見られる」ことが仕事です。年齢を重ねることへの不安が強かったのではないでしょうか。
もちろん、すごく不安がありました。一番強かったのは、ちょうど30代の中ごろにさしかかったときです。自分のなかで、「40代になる」という事実が、とても怖く、重いもののように感じていました。いま思えばすごく短絡的なのですが、「40代になったら女性として見てもらえない」と思っていました。
あるとき、地下鉄の窓に映った自分の顔をみたとき、「え、これは誰?」と思ったことも。当時は、年齢を重ねることにあらがいたい、と強く思っていました。
――実際、40代を迎えたと…
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