埼玉県内の図書館で、大きな活字の本や点字本などを集めたコーナー「りんごの棚」を設ける取り組みが広がっている。視覚障害や、読み書きが苦手な学習障害がある人向けに始めたが、そのほかの人にも広く利用されているという。
「りんごの棚」の発祥地はスウェーデン。本を読むときに特別な配慮が必要な子どもたち向けに、点字本や大きな活字で書かれた本、文章をピクトグラム(絵記号)で説明したり大きな写真がついていたりする「LLブック」などを並べるのが一般的だ。
本へのアクセス 多くの人に
県内では2013年に小川町立図書館が設置した「りんごの棚」が始まりとされる。県図書館協会の調査によると、22年6月時点で16自治体に広がっていた。
すべての人が文字や活字文化…
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