保険証廃止の猶予期間「ゼロ」の人も 首相の説明は「最長1年間」
村井隼人
来年秋の健康保険証の廃止後、政府が「最大1年間」設けるとする猶予期間について、一部の人は使うことができなくなりそうだ。保険証を切り替えられないという理由で、「ゼロ」だったり、短期間だけになったりする人が出てくる。厚生労働省が25日、立憲民主党のヒアリングで明らかにした。
政府は今の保険証を廃止し、マイナンバーカードの「マイナ保険証」に一本化する方針。ただ、移行措置として発行済み保険証が有効な間は最大1年間使える猶予期間を設定した。保険証の完全廃止は2025年秋になる。相次ぐトラブルでマイナ保険証への不信感が強まる中、岸田文雄首相は「この期間を活用して国民の不安を払拭(ふっしょく)していく」と強調してきた。
だが、厚労省は猶予中は「新…
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